2014年11月20日

神奈川オープンより5回戦


・5回戦

141102I倉1.png
黒:田中(四段)  黒番
白:I倉五段

4回戦を終えて3勝1敗。そろそろO森六段と当たるのではないかと、最近恒例のO森六段対策を試合前にしていたこともあって大量取りの練習をしたくて牛定石にしたのですが、I倉五段はエロキモ快速船?ヘムタイ快速船?定石名はよく分かりませんが快速船の8手目を斜めに曲げるやつを打ってきました。上図まで最善進行ですが、普段この定石の時はこうなる前に私が最善ではない手をいつも打っていたので、Book進行が黒A7というのはなんとなく忘れていました。ここで黒G3に打ったのが苦戦の始まりでした。


141102I倉2.png
黒:田中(四段)  黒番
白:I倉五段

なんだかもうどこに打っても良く無さそうな感じで、でも自分なりにしっかり考えて黒G5に打ちました。これは次の白G6に対して黒C8と打つことで再度C2への種石を作るのが目的で、白にC2への先着を強制させることが出来たのですが、それでもここまで劣勢だと厳しいです。


141102I倉3.png
黒:田中(四段)
白:I倉五段   白番

ここは自分が白だったらD8に打つだろうな、と思いながら相手の思考時間中にD8に打たれた場合の対処法について考えていました。結論としては、普通の手を打ったのではジワジワやられて負けるだけなので、とにかく盤面を攪乱しようということで黒B2に打つことにしました。白としてはラインを切っている間に黒にB3と打たれるのを嫌ったのだと思いますが白F8と打ってきました。(下図)


141102I倉4.png
黒:田中(四段)  黒番
白:I倉五段

ここで私は黒B3を実現させることを最優先して黒F8白E8黒B3という進行を選びました。D6の石が黒くなってしまいますがF4の石も返るので白はC7にも打てず、これで少しは勝負出来るのではないかと一瞬思ったのですが、次の一手でこの試合は勝てないと思い知らされることになります。白G8です。(下図)


141102I倉5.png
黒:田中(四段)  黒番
白:I倉五段

黒H8と取ると白にG7H7と連打されるわけですが、かといって放置して下辺で白に2手稼がれるわけにもいきません。ただでさえ手が無いのに右下4個空きで3手打たれるようでは普通なら勝てないですよね。


141102I倉6.png
黒:田中(四段)  黒番
白:I倉五段

しかしそうは言っても最後まであがきたくなるのがオセラーとしての心意気です。上図ではとりあえず黒A7と打って、左側で手止まりを打てば右上の7個空きはどこも白が手をつけたくないような形。そのことに最後の希望を託しました。


141102I倉7.png
黒:田中(四段)  黒番
白:I倉五段

そして奇跡は起こりました。上図では黒はH3と打つしかないのですが、この時点でA列〜E列にある黒石は7個。残り3列が全部黒になったところで31個しかありません。そんなことを考えていたら、次のH4が白の敗着となりました。黒H1白G2に、次の黒G1の時に斜めに返らないのでF1と連打になるんですね。しかもF列〜H列が全部黒石になって、さらに最後D3とE2の石も返ってギリギリ33−31の勝利でした。

posted by たなか@とうかい at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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