2015年03月09日

静岡オープン

昨日は私の地元である島田市で行われた第2回静岡オープンに参加してきました。今回は何といってもT梨九段とK倉五段が参加表明をされていたので、体調を万全に整えて気合いを入れて参加しました。結果を先に書くと

1回戦:K田2級 白 勝ち
2回戦:T田四段 黒 勝ち
3回戦:I藤二段 白 勝ち
4回戦:T梨九段 黒 負け
5回戦:K倉五段 白 負け
6回戦:T木三段 黒 勝ち

という感じで4勝2敗の4位(16人参加)でした。最終的な勝敗や順位は平凡でしたが、試合内容がとても良かったのでこの結果には満足しています。今まで1回も勝てなかった人に2人勝つことが出来たのも嬉しかったです。以下、内容を簡単に振り返っていきます。


・1回戦

150308K田.png
黒:K田2級  黒番
白:田中四段

K田さんはいつも私と当たると「四段の人になんて勝てるわけがないです」と口癖のようにおっしゃっているのですが、最初からそんな心構えでは勝てるわけがないと思いつつ、私自身もT梨九段に対して同じようなことを思ってしまっていることを反省するのでした。試合は野うさぎから上図で黒F3と打たれてほぼ決まりました。50−14で勝利。


・2回戦

150308T田.png
黒:田中四段  黒番
白:T田四段

最近あまり大会に参加していなかったT田四段ですが、この日はT梨九段が参加すると聞いて久しぶりの大会参加となりました。私は今までに1勝もしていない相手の中で一番多く負けていたのがこのT田四段で、過去の対戦成績は0勝8敗。しかしこの日の私はT梨九段と対戦するために気合いが入っていました。コンポスから12手目で外されたのですが、しっかり考えて序盤はほぼオール最善でついていくことが出来、この試合での石損は27手目の2石損と37手目の4石損だけ。T田くんも途中で負けを悟ったようで、「こんなことなら外さないで普通に打ってれば良かった」とつぶやいていました。上図は黒が左上で奇数空きを作って、下辺を処理して右下の3個空きで手止まりを打てば白にG2かB7を強制出来る、という狙いで迎えた局面です。しかし、ここに大きなトラップが隠されていました。これ、うっかり黒G7と打ってしまうと白F7で大変なことになりますよね。ここは冷静に黒B2と打ち、完全に勝ちが確定しました。50−14で勝利。
1勝もしていない人で次に多く負けているのは0勝7敗のN島四段とK納五段、0勝6敗のN森六段、0勝5敗のS藤四段といったあたりですね。何とか勝っていきたいものです。


・3回戦

150308I藤.png
黒:I藤二段  黒番
白:田中四段

I藤二段のことは私はあまり知らなかったのですが、やはり印象に残っているのは昨年の中部ブロック予選で強豪を次々と倒して全勝優勝したことですね。しかしこの時の私は、今まで1回も勝てなかったT田四段に勝てたのでもう怖いもの無しという気分でした。斜め取りしたら蛇を打ってきたので、どうしようか悩みましたが結局普通の進行を選択。ずっとほぼ互角の形勢ながらお互いに微妙な最善ではない手を打ち合いつつ迎えた上図。ここでH8と取ったのが結果として黒の敗着となりました。これは次に白H7と右辺での種石が出来たことで将来的に白がG2に打った場合に黒にH1H2を連打される心配が無くなったからです。白H7の次に黒B1に対して白G1が好手で、この先も上手く打つことが出来ました。37−27で勝利。


・4回戦

150308T梨.png
黒:田中四段  黒番
白:T梨九段

3連勝でついにT梨九段との全勝対決が実現しました。公式戦での対局は実に5年ぶりで、当時まだ七段だった彼に対して私は9石しか残せなかったんですよね。この5年間でどれだけ成長することが出来たのか、自分の最大限の能力を引き出すことに集中して打ちました。コンポスからよく分からない進行で30手目まで引き分け進行だったようですが、以後少しずつ差が開いて迎えた上図。ここで私は長考の末、黒B2と勝負に出ました。対してT梨九段も時間をたくさん使って白B1に着手。その後の展開は私の狙い通りになったものの、52手目のT梨九段の着手があまりにもスムーズだったために、そのことで自分の負けを悟りました。24−40で敗戦。


・5回戦

150308K倉.png
黒:K倉五段
白:田中四段  白番

この日は私も結構早い時間に会場入りしたのですが、その時にはすでにK倉五段が先に来ていました。時間があったので黒と白で1試合ずつ打ってもらったのですが、大会では白だったらK倉くんには縦取りするつもりでいたので、練習対局では斜め取りをしたんですよね。K倉くんは蛇を打ってきたので6手目で私が外して、そこからとても面白い試合になりました。その影響が強かったのか、結局大会でも縦取りをしないで斜め取りをしたのですが、K倉くんは蛇ではなく牛を打ってきました(泣; 何年か前にオセロ界で流行った「考えるのはお前の仕事だ!」という言葉がありましたが、まさにそんな試合展開になり、結局K倉くんはしっかり考えて完璧な手順で私の思惑を打ち砕いてくれました。上図はどこかいいところに種石さえあれば勝てるのになぁというような局面ですが、白G1以下、全て最善で応じても結局は勝ちが見えませんでした。しかし終盤の残り5個空き位のところで、K倉くんが隣で観戦していた誰かと石が足りないというようなことをつぶやいていたんですよね。私は必死にいろいろな手順を考えてみたのですが、どう考えても私のほうが足りません。結局分からずに、自分としてはこの手順が一番多く石が残るだろうという進行で打って30−34で敗戦。後で聞いたところ、足りないというのはこの試合の石数ではなく、決勝戦に行くための石数が足りないということらしかったです・・・・・・(汗;


・6回戦

150308T木.png
黒:田中四段
白:T木三段  白番

最終戦の相手は過去0勝3敗のT木三段。今までだと全く勝てる気がしなかったのですが、この日はとにかく相手が誰であろうと一手一手確実に打っていこうという意識が徹底していたので、ネズミを打たれても動じることなく上図までは完璧に応じることが出来ていました。ここで普通なら白はD6と打ってくるところでしょうけれど、T木三段が打ったのは何とビックリ白C6!完全に全消しを狙っている手です。しかし黒B3以下冷静に対処し、問題なく勝つことができました。53−11で勝利。

posted by たなか@とうかい at 22:54| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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