2012年06月24日

全日本選手権東海ブロック予選


【コメント返し】

・I三段さん

わ、私には判断つきかねません(汗;
でも進行としては白F7の後の黒の手次第で白の選択肢が多くなるので悩まされそうですね。。。。。

・はせらさん

実際にその進行の通りに盤面に石を置いてみると一目瞭然ですが、あの空きの時点でそこまで考えるのは楽ではないですよね。だから安易にC8のほうに置いたのですが、人間の打ち方としてはこういった勝ち局面ですから紛れの少ない方でいいのだとは思います。


【本文】

今年のブロック予選が終わりました。今回は本選の日に仕事で参加出来ない為に予選を通過しても辞退するという前提で参加していたので、気合い的にはイマイチでしたがリラックスして打つことが出来ました。結果はというと、

・浜松予選(2週間前)

 1回戦:M井さん   勝ち
 2回戦:F田初段   勝ち
 3回戦:Y川二段   勝ち
 4回戦:M井初段   勝ち
 5回戦:T石三段   負け
 6回戦:E本四段   負け

・静岡予選(今日)

 1回戦:I崎五段   勝ち
 2回戦:I本初段   勝ち
 3回戦:O崎初段   負け
 4回戦:H谷川初段  勝ち
 5回戦:M野1級   勝ち
 6回戦:A木五段   勝ち

という感じで、浜松予選が4勝2敗で7位、静岡予選は5勝1敗ですが石差での優勝でした。

負けた3試合は全部、優勢を守り続けることが出来なかった敗戦なので反省点の多く残るところではあるのですが、今日の3回戦は最後の8個空きで長考したのに正解手を打つことが出来なかったので、これが今の自分の実力だと思うしかありませんでした。まぁでも最終戦ではとても充実した内容のオセロが打てたので良かったです。

全日本に参加される皆さん。参加出来ない人たちの分まで頑張って良いオセロを打って下さい。よろしくお願いします。
posted by たなか@とうかい at 21:03| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月06日

かわさきオープン6回戦を超細かく振り返るA


今日は昨日の続きについて書かせていただきます。かわさきオープン6回戦です。

120603K原11.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

昨日のブログでは白C1に黒がB1と取ったということまで書きました(上図)。ここでは当然、白にはH5という手しか無いわけですが、それでは次に黒はどこに打ってくるのか?ということを昨日の最後の局面で白C1と打つ時点で考えるわけです。すると、黒にもF3以外に有力な手が無さそうなので、さらに先を考えることになります。

120603K原12.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

ここでブラックラインが通ったわけですが、右上でH1のマスが1個空きで残る形でラインを通された場合でも、最悪左下でなんとかなると思っていました。ここでは白G3という手も有力なのですが、C3の石を白にしたくないイメージが頭の中にあったので却下。白F1黒G1白F2という進行について頭の中で検討してみました。(下図)


120603K原13.png
黒 K原さん   黒番
白 田中(四段) 

こうなると黒も難しいところですよね。私はこうなった場合、黒は右上の6個空きには打ってこないだろうと思っていました。私が考えていたのは上図からの黒F8です。これは次に白がE8とつけても黒D8で斜めが返らないからですが、対して白もまだF7に打つ手が残っているので、まぁ何とかなるんじゃないか、という感じですね。ここまでの読みを昨日の最後の盤面で白C1と打った時点で頭の中でまとめていたのですが、実戦では上図までは読み通りだったものの、ここでK原さんは私の予想に反して黒H4と打ってきました。(下図)


120603K原14.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

では何故私が黒H4は無いだろうと思っていたかというと、ここから白H3と打つと黒はさすがにH2と取るだろうし、次の白G3に対しても黒はG2と打つくらいしか手がないからです。実戦もそのように進みました。


120603K原15.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

対して白もB2に打ちこみました。もちろん、次に黒がどのような手を打ってくるのか、いろいろ考えた上で打ちました。(下図)


120603K原16.png
黒 K原さん   黒番
白 田中(四段) 

ここで黒が打てるのは5ヶ所だけですが、C8は論外、D8とF7も多分無いだろうと思い、あとは確実にラインを切るためにE8と打つか、すぐにラインを切らずに様子を見ながら自分のラインを守るためにF8と打つか、どちらかだろうと思いました。しかしこの時点で考えた結論としては黒E8なら白F7でラインを切り、黒A1に白A8と打つことで黒A7を強制出来るので、まず大丈夫だろうと読んでいました。しかしながらこの進行は突き詰めていくと非常にケアが必要な個所が多く、そして白だけでなく黒も難しくてミスをしてしまいがちな局面へと続いています。実戦ではK原さんは黒F8と打ってきて、これが結果的には敗着になりました。黒F8に対して白E8は絶対の手で、これは次に黒C8と離して打たれても白F7でラインを切ることが出来るので、黒はD8と取るしかないようです。(下図)


120603K原17.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

ここでの白F7も絶対ですが、次に黒がG7とG8のどちらに打ってくるか検討してみました(検討したのはこの局面になるよりも前の時点ですが)。恐らく黒は確実にラインを切るためにG7に打ってくると思っていたのですが、これだと以下白H8黒G8白A7黒A1白C8で左下の2個空きで手止まりを打った後にさらにH1とH7を連打することが出来ます。G8の場合も読んでいましたが、実戦がG8だったので次の図で。


120603K原18.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

ここはもうある程度オセロが打てる人だったら分かりやすいと思います。白A7と打ってさらに左下が3個空きなので、ここで手止まりを打てばブラックラインも切れるしH8も取ることが出来るので全く問題無いですね。


120603K原19.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

と思っていたら上図に石損の罠が待ち構えていました。私が打った白C8黒A8白B8というのは2石損の手で、ここは白B8から打つのが良かったみたいです。こんなの、2石差局面とかで必死にカウンティングするような試合じゃなかったら気が付かないですよね。。。。。(泣;
最終的には35−29で勝ちました。


自分が考えたことを文章にするのはなかなか難しいものですね。何だか試合の時にはもっといろいろなことを考えていたはずなのですが、それを伝えようとすると自分の読みが本当はどこまで確信を持って考えていたのか、曖昧な部分があまりにも多くて、読みの中にどこかしら運の要素が入っていたのもまた事実だと思います。完璧に打てるようになりたいと思う反面、いつまでも完璧に届かない奥深さをオセロというゲームに求めたいという気持ちを、いつまでも忘れずにいたいものです。
素晴らしい試合は1人だけでは出来ません。今回、このようなベストゲームが生まれたのはK原さんという素晴らしいオセロプレーヤーと対戦出来たからです。K原さんには本当に感謝しています。K原さんはこの大会で2級を取得して喜んでいらっしゃったのですが、その強さで2級だと反則ですから早く七段になって私に伏石して下さいね〜♪
posted by たなか@とうかい at 23:07| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月05日

かわさきオープン6回戦を超細かく振り返る@


私が持っている棋譜集の中に「土曜会 Best Selection」というものがあります。今から20年前に土曜会リーグというのがあって、そこでは毎週土曜日に持ち時間2時間半という長丁場の試合を1試合だけ打ち、それを何週間もかけて全員で総当たり戦を行うということをやっていたらしいです。もちろん、持ち時間が長いだけあって一手一手にそれぞれいろいろな読みを加味した上で最高の手を追究することが出来るわけでして、この棋譜集には谷口良一六段がそれぞれの手をどのようなことを考えて着手しているのかが細かく書かれていてとても良い勉強になります。

さて、それを私の思考と比較すると雲泥の差があり過ぎるのですが、今回のかわさきオープン6回戦での私の打ちまわしは今までたくさんの公式戦を打ってきた中でもほぼ完璧と言えるほど上手く打つことが出来ました。そこで今回はいつもとは趣向を変えて、私がどのようなことを考えて着手をしたのかを細かく書いていきたいと思います。とはいっても序盤に関しては2手目の斜め取りとか4手目とか、裏こうもりに対する応手とか、ある程度は省略して17手目から書かせていただきます。


・かわさきオープン6回戦

120603K原1.png
黒 K原さん   黒番
白 田中(四段)

K原さんは連盟会員ではないために有段者ではないのですが、その実力はこの日も私が密かに優勝候補だと思っていた程の強さで、普段はネット対戦で毎日のように私はボコボコに負かされています。しかし公式戦での対戦はこれが初めて。やはりここは四段としての意地を見せたいところです。とは言うものの、5回戦までの私の成績は○○△△×で、最終戦で負けてキレイに七対子ならぬ三対子が出来上がるようなイメージがあったのは確かです。
まぁ前置きはこれくらいにして内容について触れていきたいと思いますが、普段のネット対戦では私が黒を持つことのほうが圧倒的に多いので、お互いにやりづらい気持ちがあったと思います。上図は裏コウモリのよくある進行ですが、ここでK原さんは「どっちにしようかな〜」とつぶやいていました。どっちというのがA3とB5のことを指しているということは普段よく対戦している私にはすぐに分かったのですが、私の期待に反してK原さんはA3のほうに打ってきました。暗記という点では黒A3に対して白C6が最善手というのだけは知っていましたが、そこで私の暗記は切れていました。ですから、ここから先は実際にはゼブラ並みの好手を私は連続して打つことになるのですが、それが暗記ではなくちゃんと考えて打った手であることに大きな意味があるのです。

120603K原2.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

白C6に対して黒はB6と打ってきました。これはまぁ、感覚的にも普通に白B5と置きたくなりますよね。特に黒の手を潰したいような箇所があるわけでもないですし、白B5と打っても黒はA4、A5、A6のどこにも打つための種石が無いことが特に魅力的だったため、白B5に打ちました。その次の黒の手も考えてみたのですが、どこも悪手しかないように見えて黒のほうが難しそう、というのがこの時点での正直な感想です。


120603K原3.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

黒はC7と打ってきました。ここで白C8とする手も無いわけではないと思いながらも、左辺に着手するほうが無難だと結論づけました。一応白A4と白A5を候補に絞ったのですが、白A4なら黒A5は間違いないと思われて次に白がD6に着手出来ないのが厳しいこと、黒E2への種石を消しきれないこと、将来的にA2が黒の余裕手になること、などのマイナス要因からA4は却下。対して白A5は黒にE2と打たれてもD6に白が打てるようになるのが大きく、まぁ感覚的にもA5が良さそうだったので白A5で決定しました。


120603K原4.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

そして予想通りに黒E2と来たわけですが、上図では白D6以外に白D7もあるかもしれないと思いました。しかし、次に黒A4白A6黒A7と進むと白はD6に打てなくなってしまうので、やはりここでは普通に白D6を選択しました。


120603K原5.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

5列が白で通ったので黒はF5と打ってきました。ここはもう白D7以外に考えませんでした。黒A4と打たれるとB5の石が返らなくなりますが、それでも白はA6に打てるので問題ありません。


120603K原6.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

実際にその通りD7A4A6と進み、次に黒は6列が白で通ったので黒F6と打ってきました。黒A7を予想していたのでちょっと意外だったのですが、ここは次の黒F7という手を消したかったので白A2としました。黒がE1に打ったらD2の白石が消えるので白G5と打ちやすくなること、そして白G5が実現するとそれが白E7への種石になることまで、この時の私には見えていました。


120603K原9.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

私の読み通り、白A2の後は黒E1白G5黒G6白E7となって次に黒がH6と打ってきたのが上図です。普段の私だったら好んで辺を取って手数を稼ぐような傾向があるのですが、ここでは白F1とすることは全く考えていませんでした。それよりも白G4があまりにも良く見え過ぎてしまって、他の手の検討をする気が無くなってしまったのかもしれませんね。一応、白G4と打った場合の黒の応手を考えてみたのですが良さそうな手も私には見当たらず、黒がどんな手を打ってくるのか期待しながら白G4と打ちました。


120603K原10.png
黒 K原さん
白 田中(四段) 白番

そしてここで黒B7と勝負にきました。この時はもう左辺は取られてもいいと思っていました。ここで私が打ったのは白C1。もちろん、これは放置すると次の白B2が大きいので、黒はB1と取ってきたのですが、この時点で私はさらにずっと先まで読んでいました。ここからはまた書くと長くなるので、次回この先の進行について触れながら書いていきたいと思います。


〜次回へ続く。
posted by たなか@とうかい at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月04日

かわさきオープン


【コメント返し】

・シェリーさん

好き嫌いが無いおかげでお腹の肉が・・・・・・(泣;
昨日はお疲れさまでした。お互いに後半は失速してしまいましたが、前半で上位にいると面白いですよね。また次の大会で頑張りましょう〜(^o^)/


【本文】

昨日はかわさきオープンに参加してきました。今回は車だったので家を5時ちょっと過ぎに出て、途中N木三段とK原さんを拾って行ったのですが、道路がやたら空いていたおかげで会場に着いたのがまだ9時前。仕方ないので駅の近くにあったスタバで時間をつぶし、適当な時間になってから会場入りしました。
それにしてもこの時期はブロック予選が続くせいか、それ以外のオープン大会はとても貴重です。この日も無差別部門43人、他に小中学生部門もあって会場は大盛況でした。小中学生部門では東海ブロック期待の新人M山さんが優勝していましたね。おめでとうございます!今度サインもらっておかなければ。。。。。。

さて、私の結果ですが

1回戦:T橋二段  勝ち
2回戦:A木さん  勝ち
3回戦:Y崎四段  引き分け
4回戦:K地四段  引き分け
5回戦:N島四段  負け
6回戦:K原さん  勝ち

という感じで3勝1敗2分の9位でした。今日は1回戦から5回戦までを軽く振り返って、6回戦についてはまた別の日にじっくり見ていきたいと思います。

・1回戦

120603T橋.png
黒 T橋二段  黒番
白 田中(四段)

蛇定石から始まったこの試合ですが、最近よくこのブログでも書いている8手目単独C打ちの進行はこの試合では選ばずに普通に打ちました。これは前回Qリーグ7連勝とその前の中日青空オセロ大会の6回戦と合わせて8連勝中だったので、過去2回ある連勝記録10を今回はなんとか更新したいと思っていたからです。それでも中盤で劣勢になり、なんとか上手くごまかして迎えた上図。ここでG1と打ったのが黒の敗着となりました。上図では黒G1に白F1とつけさせないために、先に黒G7白H8としてから黒G1に打たれたら困っていましたねぇ。最近T橋くんにはずっと負け続けていましたが、久しぶりに勝つことが出来ました。39−25で勝利。


・2回戦

120603A木.png
黒 A木さん   黒番
白 田中(四段)

2回戦の相手は今回が大会初出場のA木さん。裏情報でA木さんがかなり強いと聞いていたこと、1回戦でA木さんはI川四段に勝っていること、そして実際に数日前にA木さんとネットで連戦していることもあって、この試合はかなり慎重に打ってみました。1回戦に続いて蛇定石から普通の進行を選び、途中10手目で最善手ではないのを知った上で打った手から黒が優勢になっていったのですが、上図でA木さんが打った黒C7が悪手で、ここから先は危なげなく打つことが出来ました。それでもA木さんの強さはかなりのものであることを実感した試合でしたね。47−17で勝利。


・3回戦

120603Y崎.png
黒 Y崎四段
白 田中(四段)  白番

2連勝でとうとう連勝記録を自己最高タイの10まで伸ばし、新記録をかけて挑んだ3回戦。この試合も蛇定石でしたが、中盤まで互角だったのが上図ではもう完全に詰まされてしまいました。とりあえず黒からはA5に入れないのを有効に使うために、上図から白A7黒A8白B7と打ちました。白から打てない奇数空きが3か所あるというひどい盤面ですが、それでも左下の1個空きと右下の7個空きを連動させた効果があったのでしょうか。何故か不思議なことが起こって引き分けになりました。


・4回戦

120603K地.png
黒 田中(四段)  黒番
白 K地四段

3回戦は負け試合を引き分けにすることが出来たので、かなりテンションは上がっていました。とりあえず引き分けなので連勝記録もまだ続いているということにして、今度こそ!という気持ちではいたのですが。。。。。
K地四段とは久しぶりの対戦ですが、どうもイメージとしては序盤で変わった手を打たれて難解なオセロになるような感じがあったんでしょうね。へぼ定石は打たないつもりでいたのに、ついみみ虎にしてしまいました。おかげで序盤は苦しい試合になってしまったのですが、上図が唯一あったチャンスだったと思います。ここで私は黒A2と取ったのですが、この手が悪手でした。上図ではE7に先着するために黒D2と打つのが好手で、これならまだ戦える状況でした。あとは良いところなくズルズルと敗戦・・・・のはずが、何故かここでも魔法がかかって引き分けになりました。詳細はK地さんのブログを見てくださいね。


・5回戦

120603N島.png
黒 田中(四段)  黒番
白 N島四段

とりあえずまだ負けなしで迎えた相手はN島四段。先日の藤枝オープン(?)で快勝しただけにちょっと調子に乗っていたのかもしれません。やはり公式戦でのN島四段は強いですね。上図で私は勝負手の黒G2と打ったのですが、N島さんはまるでG藤三段を彷彿とさせるようにいろいろとつぶやき攻撃をしかけてきました。それを聞いているうちに、どうも黒のほうが優勢らしいと思ってしまうのですから不思議なものですよね。実際にはもうどうすることも出来ず、26−38で敗戦。連勝記録は今回も10で途絶えました。
posted by たなか@とうかい at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月01日

Qリーグより第7戦


・Qリーグより第7戦

120520H田1.png
黒 H田三段 
白 田中(四段)  白番

6試合を終えてH田三段と私が6勝0敗。この最終戦で勝った方が優勝という、普通のスイス方式では起こらないような状況になりました。この試合だけは何としてでも黒を取りたかったのですが、白になってしまったのでヨーグルトプリン定石にしたらH田さんは7手目に黒C2と打ってきました(上図)。この手は一昨年の全日本選手権フリー部門で北海道のO林三段と対戦した時に打たれたことがある手だったのですが、正直言えば経験が少ないのでちょっと嫌な感じがしていました。


120520H田2.png
黒 H田三段   黒番
白 田中(四段)  

上図は白がF5と打ったところですが、ここでH田さんが考えている時に黒F3に打たれたら白は苦しいな、と思っていました。まぁ予想通りH田さんはF3に打ってきたのですが、対して白はF2と縦に取るのが良いみたいですね。実戦では白G3黒G4とした後に白F2と打ったのですが、このG3G4の交換は白にとって決して良いものではないことは盤面を比べてみると納得です。


120520H田3.png
黒 H田三段   黒番
白 田中(四段)  

上図は白B4と打ったところで、この手の狙いは次に白F1と打ちこむことでした。その前の黒の手は普通にB3辺りだろうと思っていたのですが、ここでH田さんは黒G6と打ってきました。これは白F6を警戒した手だったと思いますが、黒B3よりも先に白F1と打つことが出来たことで黒B3が打ちづらい形になっています。


120520H田4.png
黒 H田三段 
白 田中(四段)  白番

しかしここでやらかしてしまいました。白F6と打てばいろいろと快調に打ち進められるのですが、私が打ったのは白C1。どうせ黒がB3に打てるなら先にC1打っても同じだろうという、訳の分からない理由で打ってしまいました(泣;


120520H田5.png
黒 H田三段   黒番
白 田中(四段) 

そして上図でH田さんが黒B2と勝負に出てきました。白D7以下、ラインを切ることは出来ると思っていましたが、こういうX打ちは取られても逆偶数の目として活用出来るのが黒の強みですよね。


120520H田6.png
黒 H田三段 
白 田中(四段)  白番

黒B2からしばらく引き分け形勢が続いていたようですが、ここで私が打った白B6が2石損の悪手でした。次の黒C8で斜め方向の石が返らなくなったので、白H8黒H7の後に白A7と白B8を打たされて、その間に黒にはB1を埋める余裕手が残っているので、左上の1個空きを潰したと思ったら今度は左下に白から打てない3個空き。黒C7で白B7を強制させられて、もう完全に敗色ムードでした。


120520H田7.png
黒 H田三段   黒番
白 田中(四段) 

ところが残り時間がほとんど無くなっていたH田三段。ここで打った黒G2が敗着になってしまいました。まぁあと3分あったらH田さんも黒H2と打たれていたことと思います。こうして試合内容としては完全に負けているものの、試合としてはなんとか36−28で勝利し、九州ブロックの大会では初優勝となりました。

ちょっと後半は日数がかかってしまいましたが、久しぶりに全試合を振り返って書けたように思います。こういうのを実戦で活かせるようになるといいのですが、実際ずっとブログをやってきて得たものも多いので、今後とも地道にブログを続けたいものですね。


今週末は、明日は仕事ですが日曜日はかわさきオープンに参戦予定です。
posted by たなか@とうかい at 23:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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