2010年06月25日

コメントへの解説


・級位者です。さん

今日の記事は中部ブロック予選の内容をお休みして、級位者です。さんへのコメントにさせていただきます。


まずは質問の再掲から。

kaisetsu1.png
(白番)

問題の局面では白H6を打って黒H7と辺を
取ってもらう方が白優勢に見えるのですが、
なぜ黒H7で優勢を感じられたのでしょうか?

級位者レベルにもわかる解説をお願いします!


・・・・・ということで分かっていただけるかどうかは保障出来ませんが、自分なりに解説してみたいと思います。まぁ最善進行から外れた時点で優勢なのは間違いないのですが、それでは解説になりませんからね。

上図から白H6黒H7という進行を考える前に、まずは本来の最善進行である白H2について見てみたいと思います。(下図)


kaisetsu2.png
(黒番)

上図では黒は右辺を放置すると(黒)→(白H6)→(黒)という感じで右辺以外の所に2手も費やさなければならないので、これはもうどうにもなりません。従って候補となる手として考えられるのは

1.黒H6と先着
2.黒H7と打ってH6に打たせなくする
3.黒C1として白H6の種石を消す

恐らくこの3つが最初に候補手として挙がってくると思われます。しかしこの先の手順を考えると、黒H6の先着は白H7と取られた時にH5とG6の石が白くなっているので次に白F8と打たれると黒は困ってしまいます。
ちなみに上図での最善手は黒H7なのですが、こういう黒から入れない空きマスを作るのは気持ちのいいものではないですよね。


さて、今度は実戦での進行を見ていきたいと思います。

kaisetsu3.png
(白番)

これは最初の図から白H6黒H7と進んだ展開です。まず基本的な話から入りますが、一般的には悪形と言われるウイング(上図の右辺の形)ですが、この場合は2列に黒石が無いので白G2というウイング攻めが成立しないので(白G2には黒H2H1の連打)、従って黒H4→白H6→黒H7という感じで黒のほうが右辺では一手多く打つことが出来ているんですよね。違う言い方をすると、白は右辺で一手損をした分だけ他のところに打たされてしまうのです。
質問への答えとしてはこれでほぼ全てなのですが、優勢と感じたのはやはりここから先の進行もある程度予想出来たからでもあるので、それについても考えていきたいと思います。

ちなみにこのウイング、今はG5の石が白なので、将来的に黒に2列に打たせることが出来れば白G2という攻めも成立する可能性があるのですが、例えば白F8黒D8と進むと下図のようになります。

kaisetsu4.png
(白番)

ウイングでも中辺(この場合はG列)も全部自分の色になっている形をピュアウイングと言い、もし白がG2へのX打ちが出来る形であるならば(例えばF3の石が黒で将来的に白がG2に打てるとか)ピュアウイングは悪形と言われるのですが(中辺が返らないので2列が全部白くてもX打ちが成立するため)、上図では白がG2に打てなくなっていますね。つまり試合が進んでいって白のほうが先に他に打つ場所が無くなってしまった場合、白は右上でH2と打たされてしまうのです。


ちなみに白はピュアウイングを避けるために他の手を打つと、どうしても黒がその手を利用してさらに内側に打ってきます。かといって左上のほうから引っ張っていくと黒にはまた違う手筋があります。

kaisetsu5.png
(黒番)

例えば上図は黒H7に対して白B4と打ったところですが、ここでは黒F1が好手になります。白はE1にもE2にも打てず、G2に打つとH1H2を連打されるし、G1とウイング攻めをすると黒E1と切り返されて結局白D1に黒D2と手止まりを打たれてまた白番になってしまいます。



解説としてはざっとこんなものかと思います。どちらかというと私は辺を取って手数を稼ぐオセロのほうが性に合っているのでウイングを平気で作ってしまう悪いクセがあるのですが、全体のバランスを考えながら私も今後も良いオセロをしていきたいと思っています。稚拙な解説で申し訳ありませんが、今後とも当ブログ共々よろしくお願いします。


posted by たなか@とうかい at 00:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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