2009年04月02日

優勝を決めた1戦〜メガハウスオープン第6戦

【コメント返し】

・小林 学さん

なるほど、いろいろ考え方があるものですね。
私と対局する時は四段と思わないほうがいいと思います(汗;
とりあえず4級でお願いしますね(汗汗汗汗;;;;

・終☆奇術師さん

ありがとうございます。B7正解です。ホワイトラインを切るために、白に先にG7に打たせる必要があるんですよね。
ブログ、早速チェックさせていただきました。時々書き込むので、問題は簡単なのをお願いします〜♪


【本文】

5連勝で念願の三段昇段を決め、王座戦の権利も獲得し、賞金も最低2万円は確定。正直なところこれで満足していたのですが、しかし今度は四段リーチに、何よりも優勝がかかっているとなると勝ちたい欲求はさらに高まってきました。でも今振り返ってみると、この時は落ち着きがないようでいて実は落ち着いていたのかもしれません。5回戦で負けていたオセロを夢のような手順で勝つことが出来たのですから、もう結果がどうこうよりも一手一手良いオセロをすることだけを心掛けようと思いました。どっちにしても二段としては最後の試合。気合と冷静さのバランスは良かったと思います。
大切な決勝戦の相手はO清水五段。ベスト4が出揃った時点でO清水さんとだけは準決勝で当たりたくないと思っていたので、決勝戦で当たることが出来て嬉しかったです。O清水さんには昨年9月の仙台オープンで一度勝っていて、その時は私が全勝優勝しているので、O清水さんのブログにも書いてありましたがリベンジに燃えているだろうとは思っていました。その時はいくつかポイントとなるミスが双方にあって大きく試合が傾いたという内容でしたが、だからといって安全そうな手ばかり打っていると後悔しそうなので、特に普段と変わったことをせずに打ちたいところです。

090329O清水1.png
黒 田中(二段)  黒番
白 O清水五段

いつもは序盤の方針というものは大抵ある程度決まっているのですが、ここでは本当にどこに打つか悩みました。昨年の山梨オープンの5回戦、Bん先生との全勝対決の時にこの局面で悩みましたが、その時はBん先生にびん定石を打つかどうかで悩んだだけで、何だかんだで結論は決まっていたように思います。でも今回は全くどうしていいか分かりませんでした。ブライトウェルはまだ実戦での経験が不足しているので打つつもりはありませんでしたが、E6かF6かC5か、頭の中でグルグルと回ってしまいました。その結果E6とリーダーを選んだのですが、特にそれを選んだ理由というのは自分でも分かりません。

090329O清水2.png
黒 田中(二段)  黒番
白 O清水五段

そしてここで3回戦同様、黒D2と打ちました。特に3回戦の解析をしていなかったので、その先も同じ進行だったのですがどれだけ劣勢だとかはこの時も分かっていなかったのが良かったのかもしれません。

090329O清水3.png
黒 田中(二段) 
白 O清水五段 白番

ここでO清水さんはA3に打ってきました。私は次にB5に打ったのですが、そうなると白はB6に打てないんですよね。結局この白A3が悪手のようで、上図では白A4と打って黒B5に白B6と打てるようにしておくのが良いらしいです。

090329O清水4.png
黒 田中(二段)  黒番
白 O清水五段

ここは白がA6に打ったところですが、ここでA5と打たされるのはなんだか相手の策略(白にC6B6と狙われる)に乗っているようで嫌だったのと、これを放置しても白はA5には打ちづらい形なのでF2に打ちました。まぁ結局A5を後回しにしたところで白にC6と打たれると意味が無かったのですが、白はF3に打ってきたので黒A5で良しと思いました。白がC6と打ってきて下図。

090329O清水5.png
黒 田中(二段)  黒番
白 O清水五段

ここは白に連打させないために黒B6と先着するのが最善のようです。しかし私は黒G4と打てば上辺は白が放置出来ない形になるのでB6は放置しました。するとO清水さんはB6と打ってきたので、黒C1と打って初めて優勢だと感じました。

090329O清水6.png
黒 田中(二段)
白 O清水五段 白番

こうなってしまうと白にはあまり手がありません。B2と勝負に来ました(下図)。

090329O清水7.png
黒 田中(二段)  黒番
白 O清水五段

こういう時にはすぐにA1に入れるものではないということをオセロジャパンの勉強会でBん先生によく言われているのですが(実際にA1ではなくE7が最善)、ここはある狙いからA1と取ることにしました。白A2と打って下図。

090329O清水8.png
黒 田中(二段)  黒番
白 O清水五段

ここはG1と打つ前に白G2と打たれると上辺と隅を天秤にかけさせられるような感じですが、そのG2をあえて打たせるために上辺を放置してE7と打ちました。白G2は予想通りで、ここからの作戦としては最悪左下の隅は取らせてもいいので右上の連打を白に警戒させつつ形勢を良くしていこうという狙いでした。次の黒D7に白B7と打ってきたので、まぁブラックラインは切ることが出来るという雰囲気になりました。B7ではなくH3と打たれていたらちょっとやっかいでしたが、評価値としてはB7が−6、H3が−4なので、どちらにしてもまだひっくり返る可能性は大いにあったわけです。

090329O清水9.png
黒 田中(二段) 
白 O清水五段 白番

しかしここでの白E8で勝負が決まってしまいました。ここはギリギリまで黒に余裕を与えられない局面なので白H5あたりから黒に囲ませていくのが逆転の可能性を追求する最後の手段だったようです。

090329O清水10.png
黒 田中(二段) 黒番
白 O清水五段

対して黒F6で勝負はつきました。ここから私は落ち着いて最後まで全て最善で返すことが出来、白の石損もあって45−19で勝つことが出来ました。試合終了の瞬間、何ともいえない思いがこみ上げてきて、昨年の全日本選手権でわしさんが優勝した時のことを思い出していました。本当に嬉しい優勝でした。
posted by たなか@とうかい at 21:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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