2007年08月11日

三河オープン6戦目

三河オープン第6戦より。


6日間にわたって書いてきたこの三河オープン。今日が最終日であるが、ネットでの対戦時間を減らしてまで書いた価値はあったと思う。細かく書き直すことで勉強になることは多いのだ。

さて、第5戦を終えた時点でTマト五段が4勝1敗、Sん四段が3勝2敗、Lイd四段が2勝3敗、そして私が1勝4敗。トップを行くTマト五段の最終戦の相手は私だったので、Tマト五段の優勝はもう決まったようなものだった。しかしプレーオフの可能性を残しているSん四段は「たなかさん、頑張ってください〜。」と期待度0.1パーセントの声援を送ってくれる。そしてLイd四段は
「Tマトさん相手に白番打てば楽勝!」
と豪語し、Tマト五段が車の無料駐車券の制限時間のために駐車場に行っている間に必勝法を伝授してもらった。
この話をしている途中でTマト五段が部屋に戻ってきて、今必勝法を伝授してもらってたという話をTマト五段に話したことで、その手順を初段相手に外すということはTマト五段のプライドに関わることだったのか、まさにLイdさんの思う壺という展開になるのであった。


  A B C D E F G H
1++++++++
2++++++++
3++++++++
4+++○●+++
5+++○●●++
6+++●○○++
7++●+++++
8++++++++

黒 Tマト五段  
白 田中(初段) 白番

”Tマトさん、絶対ここに打ってくるから!”とLイdさんが言うのを聞いて、きっと仕方なく打ったんだろうなぁ、このC7。ここからしばらくはLイd四段の予言通りの進行になる。


  A B C D E F G H
1++++○+++
2++++○○++
3+++●●●○+
4+++●○●●+
5++●○○●●+
6++○○○○++
7++●○++++
8++++++++

黒 Tマト五段  黒番  
白 田中(初段)

上図は私が白E1に打った場面。Lイd四段に教えてもらった進行ではE1の前に白B5黒C4の交換を入れるはずだったのだが、私の記憶能力ではこれが精一杯。ここからは未知の展開である。


  A B C D E F G H
1++++○+++
2++++○○++
3+++●●●○+
4+++●●●●+
5+○○○●●●+
6++○○●●++
7++●●●●++
8++++++++

黒 Tマト五段   
白 田中(初段) 白番

ここで私の打った白C3は疑問手。局後の検討でTマト五段が「ここは白C4でしょう〜」とおっしゃったとおり、C4が最善だった。ここからゼブラ評価値は黒白双方マイナス値を出すという複雑な展開に。


  A B C D E F G H
1++++○+++
2++++○○++
3++○○○○○+
4+++●●○●+
5+○●○●●○+
6+●●●●●+○
7++●●●●++
8++++++++

黒 Tマト五段 黒番  
白 田中(初段)

白がH6と打って次に白C4を狙った場面。しかしこの時の私は黒に右辺を放置してC4と打ってもらえないかなぁ、とちょっと期待していた。
実際にここで黒はC4と打ってきた。白G6と打って優勢を確信した。次の黒H4に対して白F8とし、次の白H3で黒がH5に入れないというのが大きいのだ。
もちろんTマト五段がそんな手順を簡単に見逃してくれるはずはない。強引にD1と打ってきた。(下図)


  A B C D E F G H
1+++●○+++
2++++●○++
3++○○○●○+
4++●●○○●●
5+○●●●○●+
6+●●●●○○○
7++●●●○++
8+++++○++

黒 Tマト五段   
白 田中(初段) 白番

ここで白F1と打ったのだが、これは次の黒D2に対し白C2と横取りする手が見えていたからだ。黒G1と取るのは仕方ないだろう。そこで私の打った白A6に黒のB4がまた上手い手で、普通こういう形だったら喜んでA3に入るのだが今回はどうもそれだと上手くいかないようだ。悩んだ末にH5に打ったのだが、どうやら勝つためにはB2の星打ちを敢行するしかなかったようである。


  A B C D E F G H
1+++●●●●+
2++○●○●++
3++●○●○○+
4+●●●○●○●
5+○●●●○○○
6○○○○○○○○
7++●●●○++
8+++++○++

黒 Tマト五段  黒番 
白 田中(初段)


そして問題の局面。当然ここは黒H7に打ってくるだろうと思っていた。そうなったらC1B1A3と入って勝てると読んでいたのだが、これがとんでもない大間違い。H列を黒が取ることで、黒が手をつけられなかった8列にE8と打ち込む手が発生してしまうのである。もちろん、この時はそんなことには全く気づかなかったのだが。
ところが実際に打たれたのは黒C1。白はH3と取って一気に有利になる。


  A B C D E F G H
1++●●●●●+
2++●●○●++
3++●●●○○○
4○○○○●●○○
5○○●●○●○○
6○●○○○●●○
7++●○○○●●
8++++○○○○

黒 Tマト五段  
白 田中(初段) 白番

そのまま白優勢で迎えたこの局面。ここで今までの私だったら何気なくB3あたりに打ってしまっただろう。でもそれだと黒G2で一気に引き分け形勢になってしまうのだ。
この時、毎週木曜日夜10時からオセロジャパンで行われているオセロ初心者勉強会で熱弁をふるわれているBん先生の声が聞こえてきた。
「手どまりを打つことは大切なことです。」
「分かりましたか?」

「はーい。」
ということで私はG2に着手。最善手ではなかったものの、こっちのほうが勝つためには分かりやすい進行だった。


  A B C D E F G H
1++●●●●●+
2++●●○○○+
3+○○○○○○○
4○○○○●●○○
5○○●●○●○○
6○●●●○●●○
7+●●●●○●●
8+++●○○○○

黒 Tマト五段  
白 田中(初段) 白番

上図は黒が最後の抵抗でB7の星打ちをしてきた場面。Bん先生!ここでも手どまりを考えてB2打ちます〜!!
と、これも最善手ではなかったが、あとは最後まで読める展開で勝つことができた。37−27である。


Tマト五段とは普通に対戦したら勝てる相手ではないけれど、こんな勝ち方でも自信につながっているのは不思議なものだ。二段には一生なれないという気持ちは今は無い。地道に勉強して研究して、もっと強くなりたいと願う気持ちが一層強くなってきた。挫折することも多いだろうが、粘り強く頑張りたい。


明日から4日間だけではあるが、私の会社も夏休み。明日の浜松例会、今から楽しみだ。
posted by たなか@とうかい at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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